熟練の技術が光る!服飾品製造の殿岡服飾工業㈱
ハンカチーフやストールなどの服飾品製造を行う殿岡服飾工業㈱さんへ取材に行ってきました!対応してくださったのは社長の殿岡啓行さん。
・所在地…静岡県沼津市原271-1
・TEL…055-966-5171
・営業時間…9:00~17:00
・定休日…土曜・日曜・祝日
・駐車場…あり(約4台)
昭和21年に花カットワーク(布地の刺繍を施し、内側を切り抜いてレースの模様をつける手法)のハンカチーフから始まりました。当時は繊維業が原地域の地場産業であり、昭和20年~30年頃までが全盛期だったということです。
バーバリーやジバンシィ、アナスイ等の有名ブランドから受注を受け生産をしており、その商品は一つ一つ手作業(ミシン)で行っています。花カットワーク(布地に刺繍を施し、内側を切り抜いて花のレース模様を作る技術)という縫製技術が主で、取り扱う商品はハンカチーフ・テーブルクロス・ストール・スカーフ等様々。カットワークをはじめとした50種類以上の縫製技術を駆使したきめ細やかなデザインが特徴となっています。なんと殿岡さんの所でしかできないような縫製技術もあるとのこと…。縫製技術の一部は会社ホームページにて紹介されておりますので、ぜひご覧ください!使用しているミシンも特徴的で、曲線で縫うことに特化した珍しい物もあり、様々なデザインを生み出すことができます。
また最近では、50の縫製技術を応用したオリジナルブランド「Côte du palais(コート・ドゥ・パレ…フランス語で殿岡の意)」を立ち上げました。生地・染め加工(ハーブやフルーツ等の植物由来染料を使用)・もちろん縫製まで独自の目線で選び抜き、開発したこだわりの商品がそろっています。
現在は、娘さんと一緒に新たな販路を準備しているということで、インターネット注文もできるようになるようです。殿岡社長は、「情報発信が重要となったいま、独自の縫製技術や作業風景をお客様に見てもらうような工夫も必要なのかもしれない」と、『見える化』に向けて準備も進めています。
HP:http://cotedupalais.co.jp/index.html
(平成30年3月26日取材)
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